こだわりすぎもNG?注文住宅にかかる費用を安く抑えるテクニック!

公開日:2021/11/15  最終更新日:2021/12/10

オシャレでこだわりがつまった新築注文住宅、憧れますよね。しかしあれもこれもとこだわりすぎると、当初の予算をかなりオーバーする可能性があります。かといって、コストを削りすぎるのも問題。賢くコストダウンできるところと、家を長くきれいに保つためコストダウンしないほうがいいところがあるのです。コストダウンのコツを紹介します。

注文住宅を建てるのにかかる費用とは?

まず、注文住宅を建てるのにかかる主な費用を紹介します。

建物・土地に関する費用

建物や土地に関する主な費用には、以下のようなものがあります。

・土地購入費用

・建物本体工事

・地盤改良工事

・外構工事費

・設計費用

土地はすでに持っていて注文住宅の建物費用のみが必要な場合、費用は3,500万円程度(住宅面積38坪)が目安です。地域によっては多少変動し、首都圏や大都市圏はその他の地域に比べて高くなります。土地購入込みの場合には、4,000~5,000万円が費用総額の目安。こちらも地価が高い大都市圏では高くなります。

諸経費

諸経費とは主に以下のような経費を指します。

・土地売買の仲介手数料

・不動産登記の登録免許税

・住宅ローンに関する手数料

諸経費は建物・土地に関する費用の10%前後かかると見積もっておきましょう。

注文住宅にかかる費用を安く抑えるテクニック

注文住宅の価格を安く抑えるテクニックとして、どのようなものがあるのか紹介します。

土地にかかる費用を下げる

土地の購入費用を安く抑えたいなら、予算を見直してみましょう。見直しのポイントは以下のとおりです。妥協できる点を探してみてください。

・エリアの見直し

・地盤改良工事が不要な土地を選ぶ

・建物が残っていない土地を選ぶ

・売り主と価格交渉する

土地の価格は立地により異なります。「主要駅周辺ではなく、別の駅で探す」「駅から少し離れる」だけで土地の値段を下げることができるでしょう。また地盤が強く改良工事が不要な土地や更地を選べば、地盤改良工事費や解体工事費が削減できます。

なお「どうしてもこの土地がいいが、少し予算オーバー」といったケースでは、仲介業者を通じて売り主と価格交渉する方法も。必ず交渉に応じてもらえるわけではなく大幅な値下げは期待できませんが、「長期間売りに出ている土地」「売り主が現金化を急いでいる土地」であれば、価格交渉できる可能性が高まります

建物にかかる費用を下げる

以下のような設計段階の工夫で、建物費用も安く抑えられます。

・延床面積を少なくする

・建物の凸凹を減らす

・部屋数を減らす

・収納スペース数を減らす

・水回りをワンフロアにまとめ配管をシンプルに

・和室をなくす

・自分で手配できるものは工務店に頼まない

全体を見てわかるように、コストダウンには「(外も中も)シンプルな設計」が有効です。

また工務店によっては、家に合わせて照明器具やエアコンを提案・手配してくれることがあります。任せれば楽ですが、自分でまとめ買いすることでオトクになる可能性も。見積もりを見て、自分で手配したほうが安いのかどうか比較しましょう。

特例・補助金を活用する

公的な控除制度や給付金を活用する方法もあります。主なものを3つ紹介します。

・住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)

・すまい給付金

・ZEH補助金

返済期間10年以上の住宅ローンを利用すると、ローン残高に応じた税額控除を受けられます。会社員の場合、最初の年だけ確定申告が必要で、翌年からは年末調整で控除を受けます。

また「すまい給付金」は、消費税率引上げによる住宅購入時の負担をおさえるための緩和するための制度。収入が一定以下の人が利用できます。

省エネ・創エネのZEH住宅を購入した場合には「ZEH補助金」を受給できます。申請は工務店や設計事務所を通じて行います。

また、スタンダードな方法ですが「金利が安い住宅ローンを選ぶ」「返済期間を短くして総返済額を抑える」のも有効です。

あまりに削りすぎるのもNG!

コストダウンして予算内におさまれば助かりますが、住宅の性能や快適性が損なわれるのは考えもの。家族が快適に暮らしていくため「削らないほうがいいところ」を紹介します。

外構

外構とは駐車場や門・塀・柵などを指します。一般的に50~100万円かかるといわれ「高い」と感じる人も。しかし、防犯対策やプライバシー保護、家のイメージづくりのためにも外構費用を削りすぎるのはおすすめしません。

地震対策

制震装置が不充分な住宅は住んでいて不安。耐震性と耐火性にはきちんと配慮すべきです。

外壁

風雨にさらされるのが外壁。耐久性の低い外壁は雨漏りして修理が必要になったり、頻繁にメンテナンスが必要だったりと、結局総コストが高くついてしまうことも。費用を削りすぎず、丈夫な外壁を選びましょう。

セキュリティ

外構のところでも少し触れましたが、セキュリティ機能も重要。セキュリティ性を高めるアイテムとしては「安全性の高い鍵」「割れにくい窓」などがあります。

断熱性能

断熱性へのこだわりも忘れてはいけません。初期費用を節約して断熱性能の低い素材を使うと、結局住み始めてから暖房代がかさむことになるでしょう。

キッチン

キッチンは使用頻度が高い水回り設備。汚れやすいため、多少高くても「掃除しやすく清潔に保てる」ものがおすすめ。また、おしゃれなキッチンなら調理が楽しくなり、キッチンとつながるリビングも明るい雰囲気になるはずです。

 

予算内で満足いく注文住宅を建てるためには「妥協できるところや削れるところは削り、費用をかけるべきところにはきちんとかける」というメリハリが大切。立地や間取りなどでこだわりがないところは削り、長く快適に住まうための機能にはコストをかけましょう。また補助金や住宅ローン控除など、使える制度をとことん使うことも忘れないでくださいね。

おすすめ関連記事