戸建ては鉄骨と木造どちらがいい?両方のメリット・デメリットは?

公開日:2021/05/15  最終更新日:2021/05/10

日本の住宅には主に鉄骨と木造の2種類があります。鉄骨は文字通り鉄を使用しており、鉄を使用している分、耐久性に優れていると思う方が多いです。しかし、日本の古くから残る建造物のほぼすべてが木造です。今回、鉄骨と木造のメリットとデメリットを説明しつつ、どちらを選ぶべきか紹介していきます。

鉄骨住宅のメリット・デメリット

鉄骨住宅は鉄の骨組みを使用して作る住宅です。さらに、鉄骨住宅は軽量鉄骨と重量鉄骨の2種類に分けることができます。鉄骨の戸建て住宅では一般的に厚さ6mm以下の鋼板から作る軽量鉄骨が主に採用されています。また、鋼板の厚さが6mm以上の重量鉄骨はマンションやビルなどの大型建造物に使用されることが多いです。それでは、鉄骨住宅のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

鉄骨住宅のメリット

鉄骨住宅は住宅を支える主要部分を鉄骨で作るため、木造住宅よりも少ない柱や壁で済むのが特徴です。少ない柱や壁で建てることができるため、大きな窓を設置できたり、広いリビングなど開放的な空間を作ることができたりするのがメリットの1つです。さらに、鉄骨住宅を建てる際に使用する鉄骨は工場で作られるため、個体差がほとんどなく、品質も安定しているのが特徴です。

鉄骨住宅のデメリット

一方、鉄骨住宅のデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。鉄骨住宅の場合、木造住宅よりも建築コストが高い場合が多いです。なぜなら、鉄骨の方が木材よりも高いため、材料費に差があるからです。また、建築の工期が木造住宅よりも長くなるため、総合的な金額が割高になってしまうのです。さらに、将来的にリフォームを行う際も木造住宅よりも自由度が低くなってしまうというデメリットがあります。

気密性や断熱性についても木造住宅より劣ってしまう場合があります。鉄骨住宅の場合、鉄骨そのものに強度があるため、壁を減らすことができます。しかし、壁を減らすことで断熱性が低くなってしまうことがあります。そのため、鉄骨住宅の場合、断熱性の確保を検討する必要があります。

さらに、土地によっては地盤補強が必要になることがあります。鉄骨は材質上、木造よりも重量があります。そのため、地盤が弱いところだと、地盤が鉄骨の重さに耐えきれないという問題が発生します。そのため、土地によっては地盤補強が必要になります。

木造住宅のメリット・デメリット

次に木造住宅について説明していきます。木造住宅とは文字通り、木材で作られた住宅のことです。日本の歴史的な建物のほとんどすべてが木造でできています。さらに、現在でも国内の半分以上は木造住宅です。しかし、木造住宅の中でも各ハウスメーカーや工務店によって工法が異なるため、間取りの自由度や見た目も多種多様なところが特徴です。それでは、木造住宅のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

木造住宅のメリット

木造住宅の最大のメリットは優れた気密性と断熱性にあります。木造住宅に使用する木材は断熱性が高く、日本の風土に最適だといわれています。そのため、夏の暑い時期でも涼しく過ごすことができるのです。また、寒い冬の時期でも断熱性に優れていることから鉄骨住宅よりも温かいというメリットがあります。

鉄骨住宅よりもコストを抑えられるのも特徴の1つです。そもそも素材のコストが異なるため、トータルの金額を抑えることができるのです。

木造住宅のデメリット

一方、木造住宅のデメリットの1つとして挙げられるのが間取りに制限ができてしまうことです。通常、鉄骨よりも多くの壁や柱が必要になるため、広い開放的な空間を作ることに向いていないとされています。

また、構造上、柱や壁を作らなければならない場所が決まっているため、大きな窓を設置することの場所によってはできないことがあります。しかし、ハウスメーカーによっては独自の工法で耐震性を確保しながら鉄骨住宅のような間取りを実現することも可能になりました。

鉄骨と木造どちらを選ぶべき?

それでは、新築を建てる際に鉄骨と木造どちらを選ぶべきなのでしょうか。鉄骨住宅も木造住宅もそれぞれメリットとデメリットがあります。また、家での生活の仕方や家に何を求めるのかによって選ぶものが異なります。

たとえば、木の温かみを感じたい方であれば鉄骨住宅では再現することが難しく、木造住宅のほうがおすすめです。高い吹き抜けで開放的な空間を求めるのであれば、鉄骨住宅がおすすめです。そのため、どのような間取りで、どのような暮らしをしたいかで鉄骨住宅か木造住宅かを決めるのがよいでしょう。

 

今回、鉄骨住宅と木造住宅のそれぞれのメリットとデメリットについて説明してきました。それぞれによさがあり、ネガティブなところもあります。しかし、その家でどのような暮らしをしたいのかを考えることでどちらかを選ぶポイントになるかもしれません。

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